【プロ野球解説者】

6月29日(火)

皆さんこんにちは

今日の記事

解説の旨い下手はある

解説の好き嫌いで見ない時もある

岡田氏は「なんでここでやるかな?意味わからん」など持論を展開する

藤川球児は細かい投手心理を解説してくれる。さすが球児やわと納得させられる

好きなのはNHK BSメジャーリーグ解説の新井宏昌氏 この人はわかりやすい

「NHKの球字苑」でお馴染みの元ロッテの里崎氏 解説旨い下手というよりも 視聴者を飽きさせない

彼は有る意味漫談家に近い喋りする。

阪神ファンが特別愛する“岡田節” もはや1つのコンテンツ…自宅観戦の楽しさを倍増させる「解説陣」の存在 

さて、自宅での観戦、その楽しみを倍増させてくれるのが「解説陣」の存在です。関西には「上質な解説」として、3つの種類がございます。

1つ目は、ベタに「技術面、精神面を深く伝える解説」で、有田修三さんや、最近では藤川球児さんがうまい。

藤川さんは「前日が速球派の投手だったからこそ、緩急をつけてくる今日のピッチャーに阪神打線がてこずっている。野球は2日前くらいから推理していくことも重要なポイントなんです」などと、今まで着目してこなかった部分を野球ファンに教えてくれるすごみがあります。

2つ目は関西らしく、「お笑い担当」の解説者です。これはずっと笑いを狙っているわけではなく、たまに、必然的に笑えることを言う方のことでして、代表格は「世界の盗塁王」福本豊さんですね。

数年前、9回裏まで0-0の試合があった。実況アナが「福本さん、このスコアどう思われますか?」と聞くと、福本さんは「んん、何や、タコ焼きみたいやね」…。

あれは視聴者全員が、吉本新喜劇のコケ方をしていたと思います。12回にようやく1点が入ったとき、福本さんは「ツマヨウジついたやん。これで食べられるわ」と言うてました。世界記録を持っている人は、そもそも次元が違うんですね。

さて、上質な解説の最後は、「岡田彰布」という種類です。これは目標とするカテゴリー、コンテンツの1つと言っていい。阪神ファンは一等、「岡田彰布」という種類を愛していると思います。一度、岡田さんの解説を聞いてみてください。いま、テレビで流れていることを忘れているのではないかというくらい、ゲームに入り込んでますよ。言葉がすごい。

「何でここでバントよ、打たせたらええんよ…」「うわ、原、ここで変えるか…やりそうなことよ…」

監督時代、ベンチで内々に言うていたであろう心理面が、公共電波に垂れ流されている状態なんですよね。

かなり前ですが、ABCテレビの名実況、伊藤史隆さんが「さあ、代打にバルディリスです、岡田さん、どうですか?」と聞くと、岡田さんは「あのね、ここ、バルやなしにミツよ」という。

伊藤さんが「あ、それはバルディリスではなく、同じ右の代打の高橋光信選手がいいということですか?」と聞き返すと、岡田さんは「いや、言うたやん。それ言うたよ。バルよりミツで分かるやん。何で2回言うんよ?」。

これはお腹抱えて笑いました。岡田さんでないとできない解説の世界があって、これほど野球観戦を彩ってくれる人はなかなかいませんよ。ね、岡田さん? 「ん? そらそうよ…」(笑)

桂春蝶(かつら・しゅんちょう) 1975年、大阪府生まれ。父、二代目桂春蝶の死をきっかけに、落語家になることを決意。94年、三代目桂春団治に入門。2009年「三代目桂春蝶」襲名。明るく華のある芸風で人気。人情噺(ばなし)の古典から、新作までこなす。14年、大阪市の「咲くやこの花賞」受賞。