【水原通訳が語る】

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【復刻版・大谷翔平の水原通訳が語る】

球宴のことはトラウト先輩にお任せ「いろいろ教えてやる」

スポニチアネックス / 2021年7月13日 1時30分

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練習中に談笑する大谷とトラウト

 ◇水原一平 I REPORT

エンゼルスの大谷翔平投手(27)が出場するオールスター戦(13日=日本時間14日)前日の本塁打競争では捕手役を水原一平通訳(36)が務める。メジャー生活をともに歩んできた名コンビ。大舞台を前に、水原通訳がスポニチ紙面で大谷の素顔などを紹介してきたシリーズ「水原一平通訳 I REPORT」を「復刻版」として再配信します。

◇       ◇

翔平が球宴前日に行われる本塁打競争への出場を表明しました。この決断に至るにあたって、翔平とは出場するメリット、デメリットについてしっかり話し合いをしました。

あれだけ多くスイングして体に影響があるのか、ないのか。シーズンの最後まで体が持つのか。僕は本人が決めた方を応援するというスタンス。もちろん、見たい気持ちはありますけど、出ない決断をしても応援しようと思っていました。

気になる球宴ですが、21日時点でア・リーグのDH部門でファン投票トップ。先日、翔平はトラウトに呼ばれ「球宴出場が本格的に決まったら、時間がある時にどこかで話そうぜ。オレがいろいろと教えてやる」と言われていました。いかに効率良く球宴を過ごせるか、助言をくれるみたいです。メディア対応、全体の流れとかですね。結構いろいろなことがあるみたいです。ありがたいですよね。

話題は変わりますが、そのトラウトをはじめ、チーム全体で流行しているのが、明治のグミキャンディー「ポイフル(Poifull)」です。日本のお菓子はおいしくて有名なので、何人かの選手から「試合中につまめるお菓子を持ってきて」と言われ、翔平がサポート契約を結ぶ明治の担当者の方に頼んで大量に送ってもらったことが始まりです。

キャンプ中からクラブハウスやベンチにも置いていますが、みんな食べていますね。ブルペン陣も食べていますし。たぶんポケットに入れたりしていると思います。青のソーダ系とピンクのフルーツ系の2種類があり、ピンクの方が評判が良いですが、どちらも人気ですね。

最後に。チームは右ふくらはぎ痛で離脱中のトラウトが戻ってくるまで勝率5割付近で踏ん張れれば、プレーオフに進出するチャンスがあると思います。翔平が球宴に出場できれば、思い切り楽しんで、そこからは切り替えてという感じですね。球宴までまだ日にちはあるので、そこまでしっかり頑張ってサポートしたいと思います。(エンゼルス通訳)

2021年6月26日

試合はア・リーグの先攻で始まった。

大歓声の中、まずネービーブルーのユニホームに身を包んだ大谷が打席へ。ナ・リーグの先発右腕シャーザー(ナショナルズ)と対戦した。2016年、17年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を受賞した通算182勝の豪腕だ。

初球を狙い、96マイル(154キロ)の速球を積極的にスイングしたがファウル。2球目のカットボールも本塁打狙いのスイングで痛烈に捉えたが、名手フレージャー(パイレーツ)の好守に阻まれて二塁ゴロに倒れた。

その裏、大谷はマウンドへ。受けるのはベテラン捕手のペレス(ロイヤルズ)。ナ・リーグの並み居るスター選手と対戦した。

1番は大谷と並び称される22歳の大スター、タティスJr.(パドレス)。遊撃手でありながらナ・リーグトップの28本塁打を放ち、総額3億4000万ドル(約357億円)の14年契約を締結したばかり。初球は96マイル(154キロ)の直球でファウル。1ボール2ストライクから外角のスライダーで左飛に打ち取った。

メジャーでもシーズン60本塁打はわずか5人

 メジャーの長い歴史の中でも、シーズン60本塁打を放ったのは、1927年のベーブ・ルース(ヤンキース=60本)、61年のロジャー・マリス(同=61本)らわずか5人だけ。ここ四半世紀に限れば、90年代終盤から本塁打王争いを演じたサミー・ソーサ(カブス)、マーク・マグワイア(カージナルス)、2001年にシーズン最多本塁打記録(73本)を更新したバリー・ボンズ(ジャイアンツ)の3選手が有名だ。いずれもメジャーの歴史に名を残した選手ばかりだが、ソーサらはドーピング全盛の時代に筋肉増強剤を用いて飛距離を伸ばした、いわば上げ底の数字だ。ソーサにいたってはさらに悪質で、03年6月に反発力を増すためコルクバットを使用していたことが発覚した。

これら不正に手を染めて結果を残した長距離砲とは異なり、大谷は禁止薬物に手を出したり、違法バットの使用とはもちろん無縁。それに加え、今季から大リーグ機構(MLB)の方針で激増した本塁打数を抑制するため、低反発球を使用しており、大谷はビハインドの中で本塁打を量産しているのだ。

「米国のメディアや野球ファンの間で大谷の価値はボンズやマグワイア以上と認識されています」とスポーツライターの友成那智氏がこう続ける。

「ボンズらが60本塁打以上を記録したといっても、米国ではインチキによるものとの認識が定着しており、記録はあくまでも参考扱いとされています。偉業を成し遂げながら、誰一人として米国野球殿堂入りを果たしていないのが何よりの証拠です。米国では真のシーズン最多本塁打記録はマリスの61本というのが共通認識。米国で大谷フィーバーが沸き起こっているのも、不正とは無縁の日本人打者によるマリスの記録更新への期待の表れとも言えます。投打の二刀流をこなしていることもあり、仮に大谷が今季、60本塁打を達成できなくても故障による離脱さえなければMVPは確実だと思います」

メジャーでは本塁打を量産する選手に対して徹底した薬物検査を課す傾向にある。10年(54本)、11年(43本)と2年連続本塁打王のバティスタ(ブルージェイズ)は09年の13本塁打から激増したため、2年間で20回以上、尿や血液を採取されたという。

今季の大谷は自己最長飛距離となる143メートルを記録するなど、打球速度とともにケタ違いのパワーで周囲の度肝を抜いている。前日の本塁打競争では史上4位タイとなる156.4メートル弾を放った。バティスタ同様、MLBのドーピング検査官から徹底マークされているのは想像に難くないが、もちろんシロだ。

昨オフは昨季のサイ・ヤング賞右腕バウアー(ドジャース)ら多くのメジャーリーガーが利用するトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で筋力アップを図った。

「同施設ではトレーニングに加え、定期的に血液を採取して疲労度を測ったり、野球で重視される股関節など、投球や打撃に必要な体の各部位の効果的な使い方をマスターした。故障防止に加え、科学的なアプローチも導入したことが今季のパフォーマンスにつながっています」(米放送関係者)

大谷フィーバーはまだまだ続きそうだ。