【勝つために手段選ばず】

7月19日(月)

皆さんこんにちは

一気に暑くなりました

今日の記事

三沢のエルボーかと思った!(全日本プロレスのエース故・三沢光晴氏。若いころは2代目タイガーマスクとして活躍)

北の富士、舞の海も絶句していた

この取り組みを最後に引退するのかと思った

だから最後はどうしても勝ちたかったかと・・

白鵬は優勝インタビューで900勝が目標と言っていた

なんやまだ現役続行するんや

後味の悪い試合だった

白鵬45回目Vで現役続行示唆も品格ゼロ! 相撲協会激怒で親方株「継承不認可」が急浮上

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小手投げで照ノ富士を下し、雄たけびを上げる白鵬(C)共同通信社

小手投げで照ノ富士を下し、雄たけびを上げる白鵬(C)共同通信社

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 まるで他の格闘技から技を引っ張ってきたかのような内容だった。

横綱白鵬(36)が史上最多の45回目の優勝。千秋楽は綱とりをほぼ確定させた大関照ノ富士と全勝同士の相星決戦となった。

■仁王立ちでバチバチ

2017年に日馬富士が起こした暴行事件を仕組んだ白鵬と、事件当日にヒザが悪いのに正座をさせられた大関。因縁のある両者は立ち合いからにらみ合い、時間いっぱいとなっても互いに仁王立ち。火花がバチバチと飛び散っていた。

照ノ富士が先に腰を下ろして両手をつくと、白鵬は右手を先につけてゆっくりと左手を下ろし始めた。観衆の固唾をのむ音すら聞こえんばかりの雰囲気だったが、しかし、白鵬の「最初の一手」は誰もが想像しないものだった。

土俵に軽くつけた左手の手のひらを無造作に照ノ富士の顔面に突き出して意表を突くと、次の瞬間には右のエルボー。フェイントからの強烈なヒジ打ちを顔面に食らわせると、大関の体がグラリと揺らいだ。それでも立て直す照ノ富士に対し、今度は張り手。負けじと応酬してくる隙をついてまわしを掴み、最後は強引な小手投げでライバルを破った。

勝利の瞬間は「してやったり」とばかりに派手なガッツポーズを見せ、咆哮した白鵬。優勝インタビューでは「これで“進める”のかなと。進退の意味はよくわからなかったけど、進むか止まるかと理解できた。これで進めるということですから」と、今後の現役続行を示唆した。

史上最多45回目の優勝だが…(日本相撲協会の八角理事長〈右2〉から賜杯を受け取る白鵬)/(C)共同通信社

史上最多45回目の優勝だが…(日本相撲協会の八角理事長〈右2〉から賜杯を受け取る白鵬)/(C)共同通信社

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審査を通らない限り親方にはなれない

 とはいえ、2日続けて横綱にあるまじき相撲を取ったのも事実だ。

14日目の正代戦では、立ち合いで徳俵ギリギリまで下がる奇策。八角理事長(元横綱北勝海)が「奇襲は弱い者がやるもの。優勝回数の多い横綱のやることではない」とバッサリなら、芝田山親方(元横綱大乃国)も「13日間積み上げてきたものをすべて壊した」と非難囂々。

解説者の北の富士氏(元横綱)は14日目の取組について、中日スポーツのコラムで「今までは白鵬の理解者と自負してきたが、この日を限りでやめることにした」とつづり、さらに「愛想が尽きた。44回も優勝してもまだあのような汚い手段で優勝したいのか」と憤慨。この日もNHKの解説で「えげつない」と絶句していた。

協会幹部や角界の重鎮らの神経を逆なでするかのごとき白鵬の振る舞い。その根底にあるのが、「誰もオレを処分なんてできない」というおごりだろう。

これまで万歳三唱、観客への黙とう強要、負けての物言い要求などをして、協会に叱責されたことは数知れず。休場癖もひどくなる一方で、横綱審議委員会からも引退勧告の次に重い「注意」をされている。にもかかわらず、誰もこの横綱のクビに鈴をつけることができなかった。土俵に上がれば結果を残してきたからだが、今回は相撲そのものでミソをつけた。協会幹部が口を揃えて白鵬の取り口をここまで批判したのは初めてだ。

ある中堅親方は「さすがにこの2日間の相撲で協会も堪忍袋の緒が切れたのではないか」とこう続ける。

「張り差しもそうだし、かち上げも顔面を狙う技ではないとはいえ、相撲技です。しかし、本来横綱とは受けて立つ立場。相手の立ち合いを恐れて徳俵まで下がるのは横綱であることを放棄したも同然です。フェイントからの顔面エルボーなどはそもそも相撲ですらない。表彰状を読み上げる八角理事長も、いつも以上に棒読みだったでしょ(苦笑い)。相当ハラワタが煮えくり返っていると思います」

■年寄資格審査委員会

そんな横綱に対して囁かれているのが、親方株継承の不認可だという。

白鵬はすでに日本国籍を取得しており、「間垣」株の取得に動いているといわれている。しかし、相撲協会の定款第9章第47条3によれば「年寄名跡を襲名する者は、年寄資格審査委員会で審査した結果に基づき理事会で決定する」とある。現在、年寄名跡=親方株は協会の一括管理。審査を通らない限りは、親方になれないのだ。

「白鵬は過去、協会の幹部に『おまえの優勝回数なんてタダの数字なんだよ!』と罵倒されたそうだが、それでも実績は実績。素行や品格とは別に、一人横綱として土俵を引っ張ってきたことは協会執行部も評価している。普通ならば親方株の継承不認可はありえないが、今場所の14日目、千秋楽の相撲はそうした功績を捨て去ったに等しい。指導者として技術や稽古方法はともかく、白鵬が弟子に力士としての精神や立ち居振る舞いを教えるのは悪い冗談でしかない。八角理事長は常々、『大相撲は勝敗もそうだが、何より伝統文化の面が強い』と話している。白鵬はむしろ伝統や文化を破壊しかねない存在ですから」(前出の親方)

いまの白鵬にとって一番こたえるのが、親方になれないこと。協会は親方株不認可という伝家の宝刀を抜く可能性もあるというのだ。

【北の富士コラム】誰の忠告も通じない白鵬、それが生き方だから仕方がない しかし、これだけは言っておこう

2021年7月19日 05時00分

激しく身体をぶつけ合う照ノ富士(左)と白鵬

激しく身体をぶつけ合う照ノ富士(左)と白鵬

◇18日 大相撲名古屋場所千秋楽(ドルフィンズアリーナ)
 私は今、大変困っている。結びの一番が終わって2時間近くもたっているのに、興奮冷めやらず筆が全く進まない。白鵬と照ノ富士、両力士が死力を尽くしたであろう相撲は記憶に残っているが、もっと長い勝負だったような気がする。
 立ち合いは私が予想していたように、白鵬が張って出た。このところ批判されている張り手だが、意に介する気は一切ないのか、右から左と張りまくる。照ノ富士は右四つを狙って前に出る。しかし、照ノ富士も人の子。ついに堪忍袋の緒が切れたか、猛然と張り手で対抗する。
 とうとう白鵬の手に乗ってしまった。実は白鵬は照ノ富士が張り返すチャンスを狙っていたようだ。やはり海千山千の歴戦の横綱である。まんまと右差しを果たす。
 右四つなら照ノ富士も望むところである。がっぷり組んで攻め合いをするが、白鵬はすぐに自分の不利を察したようで、上手を離し、左から小手投げを体を乗せるように連発する。この投げは照ノ富士は想定外だったようで、さすがに残せなかった。
 この大一番は照ノ富士の勢いと安定感が有利と予想されていたが、相撲が長引くと悪化している膝のことを考え、白鵬が仕切りでじらし、前に出てくる出足をうまく利用し早い勝負に出た。最後は経験がものをいった。やはり白鵬は強くてうまかった。
 何よりも全勝優勝にかける執念は恐ろしいほどであった。昔はやった言葉に「ほとんど病気」というのを覚えていますわ。白鵬がまさにそれです。どんなに非難されようが、勝つだけが相撲ではないと言われ続けて久しいが、直す気は全くないだろう。若い時は、尊敬する双葉山関や大鵬関に「少しでも近づこう」「ああなりたい」と思った時もあったと思う。しかし、今はすべての記録を破る事しかない。誰の忠告も通じないだろう。
 それが白鵬の生き方だから仕方がない。しかし、これだけは言っておこう。今場所は2大関の休場や、日本人力士のふがいなさにずいぶんと助けられての優勝である。今場所の相撲が今後も通じるとは思わないほうが良い。
 最後にもう一度だけ言っておきたい。横綱の引き時だけは誤ってはいけない。場内インタビューの後、これでまた進めると語っていたが、体は相当に弱っている。何年も持つはずがない。まあ、せいぜい好きなだけ取るがいい。せっかくの優勝に文句ばかりで申し訳ないが、今回の白鵬の優勝で角界が盛り上がることはないだろう。
 今場所、活躍したのは照ノ富士、逸ノ城、豊昇龍。十両優勝は水戸龍、幕下優勝は北青鵬。まだ19歳だが、あと2、3年でモンゴル勢の時代が来る。
 そうか、白鵬はその時代を読んでいるのかもしれない。各部屋持ちの親方は本腰を入れて育成に励んでほしい。私も先が短いので心配である。
 千秋楽を迎えてホッとするところだが、今場所は疲れた。本日も軽い便秘。人間、出るものが出ないとつらいもんだ。さっき最後の夕食を済ませた。ルームサービスで中華料理の酢豚とマーボー豆腐。腹が減っていたのでうまかった。すしは食いそこねてしまった。近々、北海道に帰るので、それまで我慢しよう。
 それでは皆さん、さようなら。お元気で!(元横綱)