【営業再開】
10月1日(金)
皆さんこんにちは
今日から営業再開!
皆さんに喜んで頂けるようにまた新たな気持ちで頑張ってまいります!
今日の記事
昔漫才でよく見たな
正司敏江さん
81歳になってはったんや
ドツキ漫才
今では考えられないが昔は躍動感あって面白かった
上方芸人・正司敏江 天国で相方・玲児さんと再会のドツキを展開 ドクター和のニッポン臨終図巻
先日、笑福亭仁鶴さんの死を書いたばかりなのに、またおひとり、上方芸人のレジェンドが星となってしまいました。
夫婦どつき漫才として人気を博した、正司敏江・玲児。頭につけた大きな赤いリボンがトレードマークだった敏江さんが、9月18日、大阪市内の病院で亡くなりました。享年81。死因は、脳梗塞との発表です。
松竹芸能の発表によれば、敏江さんは、8月末に自宅で倒れて大阪市内の病院に救急搬送。その後、意識が戻ることがないまま旅立たれたとのこと。
脳梗塞は、脳の血管が詰まることにより、酸素や栄養が得られなくなった脳細胞がダメージを受けてしまう疾患です。その他、脳の血管が破れることで生じる「脳出血」や「くも膜下出血」など、脳の血管損傷によって起こるものをまとめて「脳卒中」と呼びます。我が国では年間約30万人が発症しています。
また、1度ダメージを受けた脳細胞が回復することはないため、一命を取り留めても、高齢になるほど後遺症が出やすく、要介護になる最大の原因です。軽症で済ませるためには、一刻も早く発見し、治療を受けることが大切です。
左右どちらかの腕や手が震える/言葉が出ない、ろれつが回らない/ふらついてうまく歩けない/視野が狭くなったり、ものが二重に見える…といった症状が現れたら、ためらわずに救急車を呼んでください。
また、高齢者が脱水症状になると脳梗塞のリスクが高くなることがわかっています。血液が粘って血流が悪くなるのです。暑い日は特に、こまめな水分補給を心掛けてください。
敏江さんの相方だった玲児さんは、2010年に成人T細胞白血病リンパ腫のため、71歳で亡くなっています。天国で今頃、久しぶりの夫婦水入らずの時間を楽しんでいるでしょうと書こうと思ったのですが、1974年に玲児さんの浮気が原因で離婚されていたのですね。
離婚しても、夫婦漫才を続けて人気を博していたのは、
ミヤコ蝶々(享年80)・南都雄二(享年48)、
京唄子(享年91)・鳳啓助(享年71)に続いて3組目だったとか。
なんと、3組とも夫のほうが早々と亡くなり、妻のほうが長生きしています。しかも、3人の女性とも亡くなる直前まで活躍されていました。まるで、日本の夫婦像の縮図を見ているようです。パートナーの死後も充実した人生を送るのは、圧倒的に女性のようです。天国で今頃、玲児さんと再会のハグ、ではなく再会のドツキをしているかも。
■長尾和宏(ながお・かずひろ) 医学博士。東京医大卒業後、大阪大第二内科入局。1995年、兵庫県尼崎市で長尾クリニックを開業。外来診療から在宅医療まで「人を診る」総合診療を目指す。この連載が『平成臨終図巻』として単行本化され、好評発売中。関西国際大学客員教授。