【ヤクルト日本一】

11月29日(月)

 

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ノムさんに捧げる「日本一」 愛弟子大活躍の年をヤクルト・高津監督が締めた 記者会見では天国の師匠へ“感謝” 12月11日お別れ会で優勝報告 

熱戦が続いた「SMBC日本シリーズ2021」は、ヤクルトが27日の第6戦で5時間の激闘の末にオリックスを延長12回2-1で下し、4勝2敗で20年ぶり6度目の日本一に輝いた。昨年2月に急逝した野村克也さんが、4球団で監督を歴任して遺した愛弟子たちが今年の野球界を席巻したが、“本家”を継ぐ高津臣吾監督(53)が往年の守護神らしく見事な締めくくり。野村チルドレンが神宮球場に集結する、来月のお別れの会に胸を張って参列する。 (塚沢健太郎)

 

深夜11時過ぎ、神戸の夜空に10度舞った高津監督の目に涙はなかった。「勝って泣かないと決めていた。1993年に泣き過ぎて、バカみたいだったから」。ヤクルトが常勝西武を破り、自身初の胴上げ投手となった28年前の西武球場。涙でぐしゃぐしゃになりながらも、抑えに抜擢してくれた当時の指揮官がインタビューで発した言葉は深く心に刻まれた。

自身も監督就任2年目で日本シリーズを制し、球場でのインタビューで「応援してくれたファンの皆さん、選手諸君、球団スタッフの皆さんに心から感謝、感謝、感謝です」と語ったが、実は93年に野村さんが初の日本一監督となった際に語った内容そのままだった。

胸の中で密かに温めてきた恩師のフレーズ。「感謝3つはそのままです。やはり野村監督にも感謝していますし。野村監督の言葉をちょっとあそこでお借りして、述べさせていただきました。勝ったら言おうと思っていました」と明かした。

60年の大洋(現DeNA)以来61年ぶり、史上2度目の前年最下位から日本一を実現。「シーズンに入って一人一人、組織としてチームとして大きな成長をしてきた。簡単に成長と言いますけど、すごく難しくて。ここまで人、チーム、組織は大きくなるのかなというのが今は正直な感想です」。そう感慨深げに振り返ったが、野村さんの名言を借りるなら「組織はリーダーの力量以上に伸びない」。独立リーグから指導者としてスタートを切った、高津監督のリーダーとしての器量を証明する形となった。

異例の長丁場となったプロ野球が最後の試合のゲームセットを迎え、振り返ってみれば今年の野球界は野村チルドレンが大暴れだった。東京五輪で侍ジャパンの稲葉篤紀監督(49)が悲願の金メダルをつかむと、阪神、楽天で7年間指導を受けた智弁和歌山高の中谷仁監督(42)が夏の甲子園を制覇。日本ハムの来季監督に新庄剛志氏(49)が就任するなど、今もノムさんの話題は尽きることがない。

そんな1年の締めくくりとして、12月11日にはコロナ禍で延期されていた野村さんのお別れの会が神宮球場で開かれる。阪神・矢野燿大監督(53)、楽天・石井一久監督(48)、西武・辻発彦監督(63)ら多くの教え子が集結するなか、高津監督は日本一監督として参列する。

「ひとこと、ふたことでは言い表せないぐらいの、僕にとって大きな存在の野村監督なので。ちょっと失礼な言い方かもしれないですけど、その11日を日本一の監督として迎えられるのは、すごく幸せなことかなと思います」。恩師に胸を張って日本一を報告する。

 歓喜から一夜明けた28日には、「どんどん難しくなっていくことは間違いない。いろいろ変えていかなければいけないところも、たくさんある。このままではダメだろうなと思います」と早くも次の戦いを見据えた。野村監督でさえも成し得なかった日本一連覇へ。来季は恩師超えに挑む。
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寒グレ
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脂のってます!