【新地ビル放火事件】

12月19日(日)

皆さんこんにちは

今日の記事

無差別殺人だ

こんな事件が多すぎる

若い人が多く気の毒だ

大阪北新地ビル放火で浮上する「犯行の計画性」と「京アニ事件との類似性」

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75台の消防車が消火活動にあたった(C)日刊ゲンダイ

75台の消防車が消火活動にあたった(C)日刊ゲンダイ

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 現場は阿鼻叫喚の地獄絵図と化した。

17日午前10時すぎ、大阪市北区曽根崎新地の雑居ビル4階の「西梅田こころとからだのクリニック」から突然、オレンジ色の火の手が上がった。

エレベーターを上がってすぐ右隣に非常階段があり、クリニックの入り口は左手にある。中に入ると、すぐ左が受付になっていて、その奥に20人ほど座れる待合室があった。診療開始直後、男がクリニックを訪れ、手に持っていた紙袋を受付近くの床に置き、蹴り倒した。袋から流れ出た液体が近くの暖房器具で引火し、燃え上がった

79平方メートルほどの狭い室内は瞬く間に黒煙に包まれ、有毒ガスが充満。火は入り口付近で激しく燃え、逃げ場を失った患者とスタッフは呼吸困難になり、バタバタとその場に倒れ込んだ。心肺停止状態の男性17人、女性10人が次々とストレッチャーで運び出され、水色のシートや毛布にくるまれた体は「くの字」に曲がり、ほぼ動いていなかった。その後、搬送先の病院で24人の死亡が確認されたが、亡くなった人の多くは外傷がなく、死因は一酸化炭素中毒だった。約25平方メートルが燃え、午後5時4分にようやく鎮火した。

「あのクリニックは働く人のうつ病や大人の発達障害外来をしているので、悩みを抱え、働きながら通院している中高年がかなりいました。コロナの流行で、さらに患者が増えた印象です。仕事帰りにも診察を受けられるように、午後の診療は10時までやっています。いつも患者であふれ、1時間待ちなんてこともザラです。午前中に診察があるのは火曜日と金曜日だけで、その日は休職者が職場に復帰するための集団治療が行われています。17日も集団治療を受ける患者がたくさんいたはずです。ひょっとしたら犯人は、それを知っていたのかもしれません」(通院患者)

放火犯はクリニックの通院患者で、心肺停止で病院に搬送されて意識不明の重体。犯人が受付近くの暖房器具で火を付けられると考え、可燃性の液体を用意してクリニックに向かっていたとしたら、周到な計画性がうかがわれる。

36人の命が奪われ、32人が重軽傷を負った2019年7月の京都アニメーション放火殺人を彷彿させる大惨事。

第1スタジオにガソリンがまかれたことなど、類似点は多い。

「青葉真司被告(43)は事件当日、近所のガソリンスタンドでガソリン40リットルを購入し、<多くの人が働いている第1スタジオを狙った>と供述しています。ライターで火を付けた後、わずか30秒後には3階建てのスタジオ全体に高温の煙が充満し、被害者たちは逃げ遅れました。遺体はすすだらけで、ほとんどの方の死因は一酸化炭素中毒でした。空気中の21%の酸素が6%以下になると、呼吸が停止するため、酸素濃度が低い空気を1回吸い込んだだけで、死亡することもあります」(捜査事情通)

たまたま現場に居合わせ、無差別放火テロの巻き添えになった被害者が不憫でならない。

■容疑者に61歳の男性患者が急浮上

大阪市北区曽根崎新地の「西梅田こころとからだのクリニック」に放火したのは、大阪市西淀川区に住む61歳の男とみられることが分かった。男は同クリニックに患者として通っていたという。

 火を付けたとみられる男が住んでいた家は現場から約3.5キロ離れた場所にあり、18日のNHKニュースによると、近所の住民は「付き合いはなく、空き家かと思っていたが、1カ月前から男を見かけるようになった」と話した。

また、放火事件の30分ほど前の午前9時45分ごろ、男の家で放火とみられるボヤが起きていたことも判明。警察はクリニック放火事件との関連を調べている。

男は病院に搬送されて治療を受けているが、容体はかなり危険な状態だという。

本日の逸品
うまき
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お出しをたっぷり使った出し巻き玉子