【内村選手引退】
1月13日(木)
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今日の記事
キングが引退
一時代が終わったが若い次の世代が頑張っている
体操・内村航平が引退決断で…日本のライバル中国が指導者“引き抜き”に虎視眈々
絶対王者がついに幕を下ろした。
2012年ロンドン、16年リオ五輪で、体操男子個人総合2大会連続金メダルの内村航平(33)が引退を決断した。
全6種目をこなす個人総合にこだわり、五輪、世界選手権を含め前人未到の世界大会8連覇の偉業を達成。15年世界選手権とリオ五輪ではエースとして団体総合金メダルに導いた。
全盛期は、「世界一美しい」と評された演技と寸分の狂いもない着地を披露。国内外のライバルの追随を許さず「キング」「絶対王者」の異名を取った。
20代半ばでピークを迎え、実績のある選手でも30歳を前に引退するケースが少なくない体操界にあって、三十路を過ぎても一線級で活躍するのは異例のこと。
競技を離れる今後は数々の実績と豊富な経験を評価され、指導者として後進の育成に当たるとみられるが、それは国内とは限らない。世界各国の体操協会が内村を指導者として招聘する動きがあるという。
中でも熱心なのが、国際大会で長らく日本とライバル関係にある中国だ。
体操王国のひとつとして多くの名選手を輩出する中国も、ロンドンを最後に五輪団体金から遠ざかっている。先の東京五輪ではROC(ロシア・オリンピック委員会)、日本の後塵を拝して2大会連続銅メダルに終わった。卓球とともに体操を国技のひとつに位置付ける中国が団体での巻き返しを図るべく、日本の金メダリストをナショナルチームの指導者に招く可能性があるというのだ。
中国協会の上層部は、内村の技術はもちろん、団体総合での勝利に意欲を見せたメンタリティーを高く評価。19年には北京と東京で日中の代表メンバーによる合同練習が行われたが、これは内村の技術や勝利にこだわる姿勢を盗みたい中国側の思惑から実現したもの。中国体操界には依然として内村を信奉する若手が少なくないそうだ。
中国は、日本をアーティスティックスイミング(AS)で五輪6大会連続メダル獲得に導いた井村雅代氏を引き抜いた結果、今やロシアと並ぶ強豪に変貌した。内村が中国代表を指導すれば、ASのように立場が逆転されかねない。
