【カーリング女子「銀」の“お値段”】

2月22日(火)

皆さんこんにちは

今日の記事

厳しい現実だ

日本中を感動させてこんなに頑張ったのに個人200万しか出ないなんだ

CM、カーリングの映画等の契約が出来れば収入の足しになると思うのだが・・アマチュア競技は難しい

カーリング女子「銀」の“お値段”…ご褒美は報奨金200万円と米&乳製品という厳しい現実

公開日: 更新日:
銀メダルを手に笑顔のLS(左から石崎、吉田夕、鈴木、吉田知、藤沢)/(C)共同通信社
銀メダルを手に笑顔のLS(左から石崎、吉田夕、鈴木、吉田知、藤沢)/(C)共同通信社

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 第9エンドで2点を奪われると、日本代表のロコ・ソラーレ(LS)は最終エンドを前に負けを認める「コンシード」を宣言した。有利な後攻だった第5エンドで1点のスチールを許し、第7エンドで致命的な4失点。主導権を奪えないまま、LSの五輪は終わった。

■2大会連続の躍進でも…

「こんなに悔しい表彰式ってあるんだ、って感じました。納得がいく試合ができなかった悔しさ、もっともっとできた悔しさ、隣で英国のチームが金メダルをかけているのを見て、ああやっぱり悔しいって」

司令塔のスキップ、藤沢五月(30)は短いミックスゾーンでの取材で7度も「悔しい」と繰り返した。カーリング史上初のメダル獲得となった4年前の平昌大会に続く2大会連続の表彰台。メダルの色は銀に“昇格”したが、初の決勝進出で世界の頂点に立つ資格を得ていただけに、試合直後は涙が止まらなかった。

■JOCは「北京のMVP」と大喜び

平昌五輪で全国的の知名度を得たLSの面々は今回の北京五輪でも大きな注目と期待に応えたわけだが、だからといってチームを取り巻く競技環境が劇的に好転したわけではない。

チームの創設者で、一般社団法人ロコ・ソラーレの代表理事を務める平昌五輪銅メダリストの本橋麻里氏が自身の著書、「0から1をつくる 地元で見つけた、世界での勝ち方

 」(講談社現代新書)で<五輪のメダリストと呼ばれるようになりましたが、ちょっとちやほやされても、1年も経てば普通の人になります>と記しているように、ブームが起きても一過性で長続きはしない。

どんなに全国的になっても、競技だけで飯を食える環境には程遠いのが実情。チーム一の人気を誇る藤沢は保険代理店の「コンサルトジャパン」、サードの吉田知那美(30)は自動車販売の「ネッツトヨタ北見」、リードの吉田夕梨花(28)は「医療法人社団 美久会」、セカンドの鈴木夕湖(30)は「北見石油販売」、リザーブの石崎琴美(43)は「松田整形外科記念病院」に勤め、競技との二足のわらじを履いている。

今五輪でスピードスケート女子1000メートルなど計4つのメダルを獲得した高木美帆(27)に、冬季日本人選手で史上最高額となる総額2200万円の報奨金がJOCと日本スケート連盟から支給されると話題になっているが、LSにはJOCから銀メダリストに出る1人200万円のみ。日本カーリング協会の規定に報奨金はない。

■強化費はスキーの4分の1以下

賞金大会も凱旋大会もコロナで中止

皆、競技と仕事と2足のわらじを履いている(C)JMPA
皆、競技と仕事と2足のわらじを履いている(C)JMPA

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 LSには現在、18社のスポンサーがついているものの、先の本橋氏の著書によれば、<決して小さい額ではない、チーム運営強化費が必要になります。場所や期間によりますが、たとえば3週間、5人でカナダ遠征をするなら合計で200万円前後でしょうか>という資金がかかる。

潤沢ではない運営費をつかって海外の賞金大会に出ても、カーリング大会の優勝賞金は多くても200万円ほど。貴重な収入源となるそんな大会ですら、このコロナ禍で軒並み中止になった。

北京五輪後の“凱旋大会”になるはずだった、3月1日からの日本混合ダブルス選手権も藤沢らが出場予定だったが、感染拡大で中止が発表された。

銀メダルを手にしたLSには、カーリング女子日本代表のオフィシャルスポンサーである全農から米100俵(約6000キロ)とメンバーにそれぞれ乳製品1年分が贈呈されるというが、他競技に比べれば、とてもじゃないが十分なメダルの対価とは言えない。

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