【コロナ用飲み薬】

3月3日(木)

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「コロナ完敗」ニッポンに光明? 塩野義製薬の抗ウイルス薬は初承認なるか

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一矢報いるか(塩野義製薬の手代木功社長)/(C)日刊ゲンダイ
一矢報いるか(塩野義製薬の手代木功社長)/(C)日刊ゲンダイ

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  果たして欧米勢に一矢報いることになるのか。塩野義製薬が先週末、新型コロナウイルスの飲み薬について、厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表した。承認されれば国内企業による初のコロナ関連創薬となる。

「コロナ完敗」──。国内製薬業界関係者らの間では半ば自虐的にこんな言葉が飛び交っているという。

そりゃそうだろう。新型コロナの世界的流行が始まってからすでに3年目。にもかかわらず、いまだ感染予防に有効な国産ワクチンも国産の治療薬も何ら開発できていないのだから当たり前だ。

当初、治療薬候補ともてはやされた“アベガン”ならぬ「アビガン」は備蓄のための予算措置こそ講じられたものの米国での治験などで有効性を示せず、「すっかり尻すぼみ状態」(事情通)。国内勢でいち早くワクチン開発に名乗りを上げた大阪大発の創薬ベンチャー、アンジェスは補助金として国民の“血税”約94億円をのみ込みながら、思うように治験が進まず、実用化目標時期の延期に次ぐ延期を重ねるありさま。経口治療薬の開発を目指していた中外製薬も昨年末、実用化を断念。政府から補助金返還さえ迫られている。

 そんな中、登場してきたのが塩野義の治療薬候補「S-217622」(開発番号)。米ファイザー製の「パキロビッドパック」と同じ抗ウイルス薬で、細胞内に侵入したウイルスが自身のRNAをコピーして増殖しようとするのを抑える仕組み。感染初期に1日1回、5日間連続で服用する。

オミクロン株が拡大した時期を中心に428人に対して実施した治験データを解析した結果では、3回投与した後に感染能力を持つウイルスが検出された人の割合は10%未満に低減したという。

承認申請は治験をすべて終了する前に実用化できる「条件付き早期承認制度」を利用し行われ、新薬発売後も有効性の再確認を継続する。塩野義では3月末までに100万人分、4月以降1000万人分の生産体制を整備。承認されれば「速やかに出荷する」(関係者)としている。

もっとも「コロナ完敗」のツケは大きく、医療関係者の間では「この間の日本の停滞による欧米企業との創薬体制の格差ががんなどコロナ以外の領域にも広がりつつある」との危機感が強い。

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