【もうすぐ11年】

3月7日(月)

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節目の10年目は色々な行事をやっていた

風化させない為にも伝えないといけない

東日本大震災から11年…風化させまいと踏ん張るテレビ局、追悼式もやらない政府

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遅々として進まない福島第1原発の後始末(C)共同通信社

遅々として進まない福島第1原発の後始末(C)共同通信社

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 東日本大震災から11年、テレビ各局は3月11日にどんな特別番組を準備しているのか。民放の東京キー局とNHKは共同プロジェクト「キオク、ともに未来へ。」の一環で、各局がアーカイブしている震災時の映像なども融通し合って制作した。

「遺体や逃げ遅れた人たちがたくさん映っているため、これまでは放送しなかった映像も、発生から10年以上がたったということで、かなり公開します」(民放報道ディレクター)

日本テレビ系は早朝の「Oha!4」に始まって、「ZIP!」「スッキリ」の朝ワイド、夕方は「news every.」、そして「news zero」の深夜まで、プライムタイム以外はほぼぶっ続けで震災を取り上げる。「藤井キャスターが見つめた11年間…そしてこれから~」や桜井翔が被災地の若者がいま伝えたいことをリポートする。

テレビ朝日系は昼ワイドの「大下容子ワイド!スクランブル拡大SP~必ず起きる大災害 命を守る備えとは~」で、あらためて防災の大切さを訴え、TBS系は「NスタSP東日本大震災11年つなぐ、つながる」で、「#つながるおもい」に投稿されたさまざまな人の3.11を紹介する。いずれも発生時刻の午後2時46分の被災地と中継で結ぶ。

フジテレビ系は「わ・す・れ・な・い2022 巨大地震その時…」で、新たな証言からあの時の揺れを再現・分析して、首都直下や南海トラフなど巨大地震から命を守るには何をすればいいかを考える。

見ごたえがあるのが2夜連続の「NHKスペシャル」だ。11日の「被災した海 未来をどう築くか」では、大津波と原発

事故で生態系が一変した東北の海を、鮮明な水中映像で報告する。着実に再生してはいるが、防潮工事で新たな汚染が発生したり、時折、放射線量の基準値を超える魚が捕れたりと、“昔の海”には戻っていない。

12日の「あなたの家族は安全ですか?」には愕然とさせられるに違いない。東日本大震災では52カ所の高齢者施設が直撃を受け、658人が亡くなったが、震災後、津波リスクの高い場所に建設される高齢者施設が全国で増えているという。なぜなのか。裏事情が怖い。

「どこの放送局も、東日本大震災をきっかけに災害時対応・防災に力を入れているので、地震関連の映像や素材は豊富です。特番は録画してじっくり見るのがオススメ」(テレビ雑誌編集デスク)

ただ、今年の3.11特集は、10年たった昨年に比べると、民放はワイドショーや情報番組で取り上げるだけ。NHKも、番組数は少なく寂しい。政府は今年から追悼式を行わない。東日本大震災を過去の記憶にしてしまえば、復興の遅れも、原発

事故も、支援の打ち切りも忘れられていくという思惑か。風化させないためのテレビの役割は大きいぞ。

(コラムニスト・海原かみな)

本日の逸品

豚の角煮 黒砂糖仕立て

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