【老舗企業の理念】

4月25日(月)

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今日の記事

京都では100年では老舗とは言わない

創業200年以上の会社がゴロゴロとある

「継続は力なり」と言うがその時代時代で創意工夫をしている

創業100年以上の「老舗企業」は日本に4万社! 絶対に潰れない会社から学ぶべきこと

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合同会社説明会の会場に向かう就職活動の学生ら(C)共同通信社
合同会社説明会の会場に向かう就職活動の学生ら(C)共同通信社

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 帝国データバンクによると、日本企業の平均年齢は37.5歳。2006年から15年までの10年間で約20万社が新たに誕生し、一方で9万社が退場していったという。そんな厳しい適者生存の中、創業100年を超える企業が4万社以上もある。なぜ潰れなかったのか──長寿企業から学ぶところはかなり多い。

◇  ◇  ◇

「就活に関して大学で講演する機会もあるのですが、今の学生はベンチャー企業への人気が高く、老舗企業は《オワコン》なのだそうです。しかし、私は『老舗企業にも注目したほうがいいですよ』とアドバイスしています。ひと言でいえば、老舗企業は経営能力が高い。だからこそ生き残っているし、そうした企業が日本を支えてきたわけですから」

こう話すのは、「何があっても潰れない会社

」(SB新書)の著者で東洋経済新報社「就職四季報プラスワン」編集長の田宮寛之氏だ。

日本全体が意気消沈しつつある中、読むだけで元気になる。さらに老舗企業はイノベーションを起こせないというのが、これが間違った考えだと気付かされるはずだ。

東京商工リサーチによると、2022年時点で創業100年以上の会社は実に4万769社。今年新たに旭化成や東急、小学館など1334社が加わったが、そんな彼らもまだまだひよっこ。世界最古とされる「金剛組」(西暦578年創業)、「池坊」(同587年・現池坊華道会)など日本には1000年を超える会社もある。

「嫡男がいても後を継がせない」という実力主義

ヤマトは「くっつける」技術を活かし時代の変化に対応(C)日刊ゲンダイ
ヤマトは「くっつける」技術を活かし時代の変化に対応(C)日刊ゲンダイ

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「まだまだ日本も捨てたものではないな、と自信を持ってもらえるでしょう。長く続く企業には『実力主義』『財テクの禁止』『本業重視』など多くの共通点が見受けられます。本業重視とイノベーションは相矛盾する考えと思われるかもしれませんが、例えば、事務用液状糊『アラビックヤマト』で有名な1899(明治32)年創業のヤマトです。ペーパーレス化で需要低迷が叫ばれる中、事業内容は自動車、エレクトロニクス、製紙向けなど多岐にわたります。伝統の『くっつける』という技術を生かし、スマートフォンの液晶に貼られている保護シートなども加工・販売している。時代の変化に応じて柔軟に在り方を変えてきたのです」(田宮氏)

老舗企業というと、一族が代々社長を引き継ぐイメージが強いが、意外と実力主義を採用している。1699(元禄12)年に東京・日本橋で創業した鰹節専門店「にんべん」は、4、6、8、9代目が養子(現当主は13代目)。丁稚から入り、働きぶりが認められて番頭になったような人たちだ。化学調味料に押されていた1969年、酸化防止の3層フィルム包装を用いた「フレッシュパック」を発売。調理人を鰹節削りという重労働から解放した。にんべんはこの革新技術の特許を持っていたが、なんと業界全体の利益を考えて大切な特許を他社へ開放している。また、1783(天明3)年創業の紙商社「中庄」も、「嫡男がいても後を継がせない」という方針で現在の基礎を築いた。

「財テクには手を出さない」堅実経営
にんべんの初代「フレッシュパック」/(提供写真)
にんべんの初代「フレッシュパック」/(提供写真)

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 老舗企業のもうひとつの特徴として、「目先の利益に飛びつかない」というものもある。最たるものが、財テクに手を出さないこと。住友グループの家訓に「浮利にはしり軽進すべからず」があるが、1911(明治44)年に香川県で創業した手芸専門店「小野」は、現社長の小野兼資の父である3代目の耕一氏が「株や土地、金融商品に投資をするな」と財テクにはしらなかったため、バブル崩壊の影響をほぼ受けなかった。糸を売る薄利の商売人が土地や株の“浮利”で儲かってしまうと、本業がバカらしくなってしまうからだ。

■「本業以外のこと、特に政治には関わるな」の本業重視

財テク禁止は本業重視の経営姿勢にもつながってくる。その究極が「本業以外のこと、特に政治には関わるな」という家訓を持つ、1560(永禄3)年創業の「鍋屋バイテック」だ。先祖は美濃(岐阜県)で鋳物師をやっていたようだが、鋳造技術は武器製造に応用できるため時の権力と結びつきやすい。君子危うきに近寄らずということだろう。鍋屋バイテックは鋳造の技術を生かし、現在は半導体工場で使われるような特殊ネジも製造している。

今こそ老舗企業に学ぶべき

本で紹介された潰れない会社(C)日刊ゲンダイ
本で紹介された潰れない会社(C)日刊ゲンダイ

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 他にも、照明・家具の「小泉産業」(1716年創業・大阪府)は、「信用第一で正々堂々と仕事をせよ」が社風。加賀の金銀箔職人が出た「カタニ産業」(1899年創業・石川県)の経営指針は、「チャレンジした結果の失敗であれば前向きに評価する」。蚊取り線香の「大日本除虫菊」(1885年創業・大阪府)は、「会社は大きくならなくてもよい。しかし、そこで働く人たちのためには永遠に存続しなくてはいけない」を信条にしている。

また、「吉字屋本店」(1568年創業・山梨県)の社是は、「最古にして最新たれ」。武田信玄に命じられて上杉謙信の越後から塩を調達してきて以来、塩で商売してきたが、江戸時代は油、明治以降は灯油・ガソリン、現在は太陽光発電と扱うものを変えている。寝具の「西川」(1566年創業・東京都)は、「三ツ割銀」という利益の3分の1を分配する制度で奉公人のモチベーションを高めてきた。

「1911年創業のタツノは、日本で初めてガソリン計量機(給油機)をつくった会社。ガソリンスタンドが相手で、学生でなくともオワコンに思えますが、特許、実用新案、意匠の出願件数は5000を超え、水素ディスペンサーの国内・北米シェアは50%以上もある。100年以上存続している時点で、どの企業のビジネスモデルも優れています。日本に元気がない今だからこそ、老舗企業に学ぶべきです」(田宮氏)

長く続いているのにはワケがある。

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