【100万しか・・?】
<さっさと辞めろ><守銭奴!>
国民から怒りの声が殺到している、細田博之衆院議長(78)が自民党議員のパーティーで、「議長になっても毎月もらう歳費は100万円しかない」などと不満をもらした問題。ネットやワイドショー番組などで、この発言が報じられると、たちまち批判が続出。細田氏は12日夜、懇談した各党代表者らに対し、「あちこちから怒られて反省している」などと語ったという。
コロナ禍による景気悪化で賃上げも期待できず、さらに物価高、資源高に苦しむ庶民にとって「月額100万円」の固定収入は夢のまた夢だ。それなのに「100万円しか」とは驚くが、この発言に対し、「頭がおかしいとしか思えない」と断じるのが福田赳夫元首相の秘書で、自民党本部情報局国際部主事を務めた経験を持つ中原義正氏(79)だ。
中原氏は、細田氏の父で、第二次中曽根内閣で運輸大臣などを務めた吉蔵氏(享年94)と、当時の佐藤派(周山クラブ)などを通じて親しい関係にあったといい、「吉蔵氏は議員の間で『きっちゃん』などと呼ばれ慕われていた。人間味のある温かい人だった」と振り返りつつ、細田氏を「父親とは全く違う」と言い、「100万円しか」発言にこう苦言を呈した。
「『100万円しか』と言うが、日本の国会議員の厚遇ぶりは世界で群を抜いている。こうした非常識な発言を平気で言うのは、(細田氏が選挙などで)死に物狂いで汗をかいて国会議員になった経験がないからだろう。いわゆる世襲議員は、庶民生活の厳しい現実に目が向かないのだ」
「国会議員とは国民に奉仕する身であり、銭カネの話をするのは言語道断。しかも、衆院議長といえば国権の最高機関である国会で、三権の長という立場だ。まったく公僕としての自覚がないとしか言いようがない」
大企業の社長ぐらいのカネがほしいのであれば、国会議員をさっさと辞めればいいだけ。野党が求める予算委開会のために尽力することもなく、それでいて「もっとカネくれ」なんて卑しいにもホドがある。
