【本名 白鳥翔太】

6月5日(日)

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今日の記事

くず芸人 俳優の元祖は

やはり 六角精児だろう 2回、3回同じ人と結婚している

飲む・打つ・買う 2人の親父に仕込まれた空気階段もぐらの「はぐれ者視点」

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空気階段のもぐら(C)日刊ゲンダイ

空気階段のもぐら(C)

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「どうも、名字が5回変わってます! 鈴木もぐらです!」(空気階段・鈴木もぐら/TBS系「ラヴィット!」5月27日放送)

◇  ◇  ◇

昨年「キングオブコント」(TBS系)で優勝。「クズ芸人」としても人気の空気階段・鈴木もぐら(35)。彼が自己紹介として語ったあいさつが今週の言葉だ。

彼の出生時の名前は現在の風貌やキャラとは似つかわしくない「白鳥翔太」だった。そこから両親が離婚し、名字が母の姓の「鈴木」になり、母が再婚して「宇井」に。再び離婚し、「鈴木」に戻り、現在は結婚した妻の姓(非公表)になっている。

最初の父、通称「白鳥の親父」は「ろくでなし」だった。まだ4~5歳だったもぐらをよくフィリピンパブに連れて行った。幼い子供が来ればホステスたちは「可愛い」と寄ってくる。父はそれを狙っていた。会計の際、父はよく「ツケで」と言っていた。「ツケってなに?」ともぐらが聞くと「ツケって言っとけば払わなくていいんだ」と答えるような男だった(TBSラジオ「空気階段の踊り場」2020年1月24日)。

ギャンブル好きでパチンコ店にも連れて行かれた。父から教わったのは「はい、7、7、7」と言われながら押す「スロットの目押し」だけ。典型的な「飲む・打つ・買う」の愛すべき“ダメ親父”だった。

もぐらが小1の頃に離婚。父は母名義で借金をしていたため、母は昼夜問わず仕事に明け暮れた。父はすぐ近くに住んでいたので、学校の登下校時に車で通りかかると「おう、翔太」などと気安く話しかけ小遣いを渡していたが、養育費などは払っていなかったという。

2番目の父親を紹介されたとき、これで少しは生活が楽になるとうれしくなったが、彼もまた「飲む・打つ・買う」の男だった。そんな人たちの近くで育ったもぐらは自然とギャンブル好きになり、競馬場や競艇場、パチンコ店などに日常的に出入りするようになった。バイトも20歳の頃からずっと“夜の街”だった。

空気階段のコントには「変なおじさん」が出てくるコントが多い。しかし、もぐらはそう言われること自体が「不思議」だという。「みなさんが変なおじさんをいないことにしてるだけなんですよ! 僕からしたらコンビニの店員さんと同じくらい当たり前の存在ですよ」(テレビ東京系「テレ東プラス」19年10月12日)と。

“はぐれ者”だからこその視点が空気階段のコントに唯一無二の哀切感を生んでいるのだ。もぐらは一昨年、偶然「白鳥の親父」と再会した。その別れ際、最後に父親は満面の笑みを浮かべて言った。

「翔太、やっぱジャグラー(パチスロ機)は本当に面白えよな!」(TBSラジオ「空気階段の踊り場」20年7月25日)

てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年福岡県生まれ、静岡育ち。福島在住の会社員時代、お笑い、格闘技、ドラマなどをこよなく愛する〝テレビっ子〟をこじれせ、「てれびのスキマ」というブログを開始。その独特な観察眼が水道橋博士などに評価され、新進気鋭のテレビライターとなる。「タモリ学 タモリにとって『タモリ』とは何か?」(イースト・プレス)、「コントに捧げた内村光良の怒り」(コア新書)など著書多数。

 

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