【喝!】
6月6日(月)
皆さんこんにちは
今日の記事
上原の「喝」は軽いな
別の番組になったな
サンモニの人選ミス? 新御意見番の上原浩治氏が「喝!」を気安く言えないワケ
「サンデーモーニング」(TBS系)のスタッフは、「とんだ見込み違いだった」とホゾをかんでいることだろう。張本勲に代えてスポーツコーナーの「週刊御意見番」に起用した上原浩治が、間もなく半年だというのに、いっこうに面白くならないのだ。番組の世帯視聴率もしばらくは張本時代と同じ14%台だったが、4月から急落して12%台に低迷。ネットでも「当たり前のことしか言わない」「何を聞かれても解説するだけ」と散々なのである。
上原はどこがつまらないのか。スポーツ番組ウオッチャーは「とにかく『喝!』『あっぱれ!』がトロ過ぎます」と言う。
「張本さんは、間髪を入れずに“宣告”し、しばしば暴走しましたが、それが一家言で小気味よかった。上原は呆れるような凡プレーにも快挙にも、なかなか喝もあっぱれも出しません。司会の関口宏に『上原さん、どうですか?』と促されて、『ああ、あっぱれです』では話になりませんよ。番組ではさまざまなプレーがVTRで流れますが、“ボーッと見てんじゃねえよ”と言いたくなります」
張本とのもう一つの大きな違いは、日頃の勉強量だ。
「張本さんは野球に限らず、サッカー、ゴルフ
、相撲、陸上、競馬などあらゆる競技についてコメントしました。毎日、スポーツ紙を隅から隅まで読んで、テレビのスポーツ番組を熱心にチェックしてるんだなあと感心しましたよ。半可通で、女子ボクシングを『嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って』なんて言ってしまったりということもありましたけどね」(前出の番組ウオッチャー)
さてどうする? サンモニ。上原を半年で代えるわけにもいくまい。先月29日放送は、落合と中畑が臨時で御意見番を務めてにぎやかだった。そう、上原はアメリカからときどきリモートで出演して、スタジオの御意見番は“指名代打”というのではどうだろう。
(コラムニスト・海原かみな)
