【終戦70年特番】
2015年7月30日
まずは、1日、2日と連続で放送される「レッドクロス~女たちの赤紙~」(TBS系)。従軍看護婦として召集令状を受け取った天野希代(松嶋菜々子)の運命を描いている。戦争というと「兵隊さん」だけが戦っていると勘違いされがちだが、実は民間人や女性も多大な犠牲を強いられた実相がよく分かる。続けて4日にはご存じ・池上彰氏が桜井翔とタッグを組んだ「教科書で学べない戦争」(日本テレビ系)が放送される。MCが池上さんだから、これは間違いない。
7日放送の「戦争とプロパガンダ~アメリカの映像戦略~」(NHK総合)も面白そう。従軍看護婦モノでは、13日に「女たちの太平洋戦争」(NHK総合)も放送される。
2015年7月28日
26日の西東京大会決勝は、早実が東海大菅生を8-6で下し、5年ぶりの夏の甲子園(8月6日開幕)出場を決めた。早実ナインが閉会式で金メダルを授与される姿を見ながら、東京都高野連関係者が漏らしたのが冒頭のコメントである。
この日、晴天の神宮球場は異様な熱気に包まれた。主役は早実のスーパー1年生・清宮幸太郎(16)。観衆は東京大会史上最多の2万8000人。内野席と外野席の間の第2内野席が開放され、外野席もほぼ埋まった。報道陣はこれまでで最多の39社238人に上った。
2015年7月26日
世界水泳で4大会ぶりのメダルを狙うシンクロ女子の井村雅代ヘッドコーチ(64)はこう言って檄を飛ばす。
シンクロはロシア、中国の実力が抜けている。日本は、チーム、デュエットともに、スペイン、ウクライナと銅メダルを争うことになる。この大会で3位になれば、審判団に「日本は世界の3番目」を印象づけることができ、来年のリオ五輪の銅メダル争いでは優位に立てる。
井村ヘッドは指導者として、84年ロス五輪デュエットの銅から04年アテネ五輪デュエット銀まで、五輪では6大会連続して日本にメダルをもたらした。中国の代表監督としても、08年北京でチーム銅、12年ロンドンでデュエット銅、チーム銀の獲得に貢献。リオでは9大会連続のメダル取りがかかる。
2015年7月22日
本人のものとみられるフェイスブックによると、映美容疑者は八幡浜市出身で、地元の県立高校を卒業。昨年8月に「交際中」との記述があるが、彼氏については書かれていない。現在は10年ほど前に越してきたアパートに父親と弟、中2になる長男と4人で住んでいたという。
「映美容疑者は20代前半で結婚し、長男を出産。すぐに離婚し、今はシングルマザーです。以前はきれいに化粧をしてミニスカ姿で出かけ、夜の仕事をやっていたという話も出ています。最近は年配の男性と一緒にいるところを目撃されています。毎朝、日課のように父親とスーパーに出かけ、先月は長男の授業参観にも参加していた。家族仲は悪くなかったようです」(捜査事情通)
2015年7月22日
19日(日本時間20日)、コロンビアで行われた陸上の世界ユース選手権男子200メートルで、100メートルを10秒28の大会新記録で制した16歳のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東京・城西高)が、こちらも20秒34の大会新記録で優勝。200メートルの時計は、03年にウサイン・ボルト(ジャマイカ)が出した20秒40を更新。桐生祥秀(東洋大)が持っていた日本高校記録(20秒41)も塗り替えた。8月の世界選手権(北京)の参加標準記録20秒50を上回ったことで、追加による代表入りが濃厚となった。
身長が187センチのサニブラウンは、ハードルの選手だった日本人の母とガーナ人の父から生まれたハーフだ。小学3年で陸上を始め、中学時代に急成長。今年1月には日本陸連が20年東京五輪を見据えた若手強化選手「ダイヤモンドアスリート」にも選出された。
黒人でなくても、陸上のハーフ選手は好結果を残している。男子ハンマー投げでアテネ五輪金、ロンドン五輪銅の室伏広治の母もルーマニアのやり投げの代表選手だった。女子七種競技の高校女王で、この春から中大に進学した美人アスリートのヘンプヒル恵(19)の父は米国人。4月の織田記念国際男子100メートルで優勝した22歳のケンブリッジ飛鳥(日大)も、父はボルトと同じジャマイカ人だ。競技は違えど、197センチもあるダルビッシュの父もイラン出身でサッカー選手だった。
彼らは、純血日本人が越えられない力を秘めているのだろう。
2015年7月18日
実際、マツコの影響力は凄まじく、番組中での発言はすぐにネットに反映され、絶賛のコメントが並ぶ。「マツコ&有吉の怒り新党」では「就活時の不採用通知に書かれている『ご健闘を祈ります』のひと言にイラッとする」という投稿を「それが世の中ってもんよ」と一刀両断すると、「正論過ぎる」などと称賛され、「5時に夢中!」では仕事で頑張るより趣味に生きるという若者を「死に物狂いの時期が3~4年あるとその後の人生が変わる」と批判し、これも「カッコよすぎる」などと全面的に共感された。もはや毒舌家というより人生の師匠ともいうべき存在になっている。
2015年7月18日
お笑いコンビ「ピース」又吉直樹(35)の「火花」(文学界2月号)が第153回芥川賞を受賞した。金屏風を背に会見に臨んだ又吉は「すごいビックリしました。ウソみたいな感じ」と謙遜していたが、選考委員の山田詠美氏は「最初の投票で(得点が)一番高かった」「どうしても書かざるを得ない切実なものが迫ってくる。欠点も多々あるが、何か強いものを感じた」と称賛。決してお笑い芸人が“余技”で書いたという、話題先行の受賞ではないことが証明された。前出の中森氏がこういう。
「『文学界』掲載時に読んで感動しました。芥川賞にぴったりの青春小説。素晴らしい表現者です。先日、新宿のバーでばったり又吉さんに会った際に“絶対に取ってくださいね”と話したばかりだったので、本当によかった。でもブームはこれから。芥川賞受賞作には石原慎太郎の『太陽の季節』をはじめ、柴田翔『されどわれらが日々』、庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』、村上龍『限りなく透明に近いブルー』、綿矢りさ『蹴りたい背中』などベストセラーになり、社会現象化した作品がありますが、『火花』もそうなります」
2015年7月17日
新国立の総工費は当初の約1300億円から2520億円と約2倍に膨らみ、デザイン選定に関わった政治家も建築家も関係者は皆、醜悪な責任のなすり合いに終始。国民もあきれ顔で、どの世論調査でも計画反対が7割超に達している。
さすがに自民党内からも批判が噴出し、14日の総務会では、閣僚経験のある女性議員が「私の尊敬する小泉元首相なら絶対、計画を見直す!」と訴えていた。
安保法案の採決直前に自民党内で新国立批判が高まり、いざ採決当日に安倍周辺から「計画見直し」の情報が漏れてきたのは、いかにもにおう。
2015年7月14日
建て替えはすべて視聴者の「受信料」で賄われる。籾井会長は現有地での建て替えを選んだ理由について「新しい土地の取得費用がかからないから」と説明したが、マヤカシもいいところだ。
ジャーナリストの須田慎一郎氏が言う。
「(1)現有地と等価交換で取得した新しい土地に移転する(2)現有地で建て替える――NHK内部でこの2パターンを試算した結果、建て替えた場合の費用は、移転のほぼ倍額になると分かりました。限られた敷地内で行う建て替えは、建物の配置や工期が複雑に入り組むため、難工事となり時間もお金もかかる。建設費は軽く4000億円を突破するといわれています」